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高里椎奈の薬屋探偵シリーズの第7弾。
私はこの巻でようやく高里作品の素晴らしさに気付きました。 何かが凄く残った。何かが。 高里作品って、私にとってはなんというか「説明不足」なんですよ。よくも悪くも。 一巻の時点で、秋と座木とリベザルの関係はある程度出来上がっていて、更に妖怪関係の秋の知り合いも初登場の時点で秋との関係が出来上がってるんですよ。 だから凄く物語に入りづらい。それが今までの高里作品の印象。 私の人の輪に入るのが苦手な性格のせいでもあるとは思うのですが。 それが、この巻では今までのシリーズの中で初めて秋達と関係を持ったキャラ達がメインに出て来るんですよ。直也とか、エリカとか道長とか柚之助とか。だから凄くキャラに親近感が湧いたわけです。 とりあえず、秋と直也、エリカと道長のコンビがイチ押し。 秋と直也の方は、もうラストの秋が正体を明かすところに尽きますね。秋の直也に対する想いといいますか。腐女子的な意味はないけど。ここで直也に拒絶されたら秋はもう二度と直也の前に姿を現さなかったんだろうなと思います。それでも直也の命を守る為に妖怪なんだと明かしたんだろうなぁ。多分秋は何度も人間に拒絶されてきたんだろうけど、それでも秋は人が好きなんだろうね。やっぱり秋は強い。 エリカと道長に関しては、性別を越えた友情って素晴らしい! ってのと道長のギャップ萌え! に尽きます。友情じゃあないかな。絶対的な信頼関係。そしてこの二人は傍観者が座木なもんだから凄く微笑ましい。ほのぼのしないでくださいよ座木! って感じ。 そして高里作品って恋愛要素が薄いですよね。BLだろうがNLだろうがGLだろうがCPが組めない。 恋愛を超越したところに登場人物が存在しているというか、作者の眼中にないというか。そんな感じ。 ま、とりあえず凄く面白かったです。高里作品の透明感や公平さをやっと実感できた。 PR この記事にコメントする
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