確かアニメ化、とか聞いて面白いのかな?と思っていた頃に図書館で見つけて借りた。
先に言うと、結論は期待外れの一言。
作者のいかにも「世の中斜に構えて見てます」感がぷんぷんしているのが嫌。
そんなさー、自分より先にトイレに入ったからという理由で息子が親を殺すとか、サラリーマンが電車内で泣いていた赤ん坊を母親の手から奪い取って窓から捨てて殺すとか、注意を無視したからって小学生を警官が撃ち殺すとか、幼児だけを狙う強姦魔とか、塾帰りの子供達を麻薬中毒者が襲う…なんて事件が同じ日の新聞に全部載るほど最近の世相凄惨じゃないと思うんですけど?作者の思い込みでしょ?現実見ようよ。
後電車の話とかね。そんな婆さんがどいたら三人で座れるからって婆さんに絡むような基地外、そんなにゴロゴロしてないと思うんですけど…
あと、登場人物が主人公意外殆ど女ってのにも腹が立つ。男って最初のストーカー男と銭湯のおっちゃんと九鳳院次男と父親くらいしか出てきてないじゃないか。結局はただの萌えを狙っただけの中身の薄い作品だったって訳か。まぁこれだけでそう言い切るのもどうかと思うけど。
でも結局主人公は自分はダメダメだと必要以上に自己否定する奴で、そんなのに限って周囲の人間からやたらと好かれているというのはなんつーか、ご都合主義なんじゃあないの、みたいな。あと主人公が実は凄い力持ってるんですぅ設定もい・や。銃弾を背筋で止めるような人間は絶対普通じゃない。なのに「僕は弱い人間なんだ」って思ってるところが、もう、ホント腹立つ。
…と、愚痴はここまでにして置きまして。
紫ちゃんはもう、マジで可愛いです。真紫とか普通にプッシュ。9歳の年の差なんて関係ないですよ。さっさとくっつけー。
最後の方とか完全に王道でしたがまぁ、王道好きですし。頑張れよヘタレ男。
あと、つけたしとくのですが戦闘描写が随分と淡々としてるなぁと思いました。これは賛否両論かな?ウチはどうでもいいのだけれど。
評価:★★☆☆☆
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